刊行案内8/18
2011/8/1 19:09
そろそろ「羽月莉音の帝国 8巻」の発売ですので告知します。8月18日の発売です。
★8月18日発売
羽月莉音の帝国 8巻
謝辞。担当さん、二ノ膳さん、デザイナーさん、校正さん、素早い対応いつもありがとうございます。
ぼくを小学館に誘ってくれた担当さんが先月末をもって退職されました。この場を借りて御礼申し上げておきます。ありがとうございました。
当時きちんとした小説賞に送り直さなくてはと考えていたときに声をかけてくれ、小説賞に送るからと一度は断ったにもかかわらず、熱心に誘い続けてくれた編集さんでした。そんな経緯があって、羽月莉音の帝国シリーズを小学館でスタートすることになりました。当初はラノベ的な修正が多々入りましたが、早い段階から自由に描かせてもらえるようになりました。言っても無駄だと諦められたのか、今ではすっかり気ままに書いてます。
売れている作家に熱心になる編集さんは掃いて捨てるほどいますが、デビュー直後まったく売れないときに作品や書き手の分野だけで熱心に誘ってくれる編集さんは極めて稀です。まず、いないと言っていい。そういう意味で貴重なことでした。
さて、もうすぐ至道流星のペンネームで始めて2年になります。
目下のところ忙しいですが、突発的な出来事がなければ、執筆の時間も取れています。東日本大震災の直後は仕事に追われ、まったく執筆しない日が1ヶ月以上も続きましたが、今は仕事に充てる時間の半分くらいは執筆ではないでしょうか。
あと、本業での拘束が少なく、ストレスが溜まらないことも大きいですね。執筆はストレスを抱えていると、なかなかできません。
ぼくの今のビジネススタイルは、基本、株主になるだけなので、精神面の疲労からは解放されていると言えるでしょう。特定の仕事にかなり携わったとしても、自分で経営はしない。複数の会社の株主になっていますが、代表や役員に就任することはまずなくなりました。だいたい何のメリットがあるの? 強いてメリットを挙げれば、役員報酬を受け取れるくらい?
自分で代表を務めているのは、役員がぼく一人の資産の管理会社だけ。ついでに、そこで小さな事業をやってますが、それは単に、事業が成長しないので分離独立できないだけです。
最近は、うちの会社に残ってる事業――広告代理店と名乗ってますが、事業や売上を説明すると零細だと思われて、相手によって対応が綺麗に分かれる。自称・立派な経営者と会って挨拶したりすると、こっちの会社だけで興味をなくす人もいる。それが良いと思うのは、向こうがぼくのことを「こいつとビジネス上、接点を持ってもメリットはないな」と勝手に判断してくれて、勝手に離れていってくれることですね。一方で、人をきちんと見ようとする相手だけは残る。極端にビジネスライクな汚い連中とは、もう付き合いたくないんですよ。
40歳までにはその辺を整理して、ぜんぶ引退してしまいたい。もし財政破綻が先になるなら、そのタイミングで引退もいいですね。大国の破綻は一筋縄ではいかないので、どっちが先かは微妙です。
でもまだ34歳でもあるので、もう一回くらいは勝負をしてもいいかなという気持ちもちょっとあります。一応、経営者としてはかなり若い方なんですよ、これでも。完全引退には早すぎる。
まぁいずれ社会から引退した後でも、小説家はぼくにとって、社会と繋がる接点になってくれるだろうと考えています。
