小説の仕事

刊行案内8/18

そろそろ「羽月莉音の帝国 8巻」の発売ですので告知します。8月18日の発売です。

★8月18日発売
羽月莉音の帝国 8巻


謝辞。担当さん、二ノ膳さん、デザイナーさん、校正さん、素早い対応いつもありがとうございます。





ぼくを小学館に誘ってくれた担当さんが先月末をもって退職されました。この場を借りて御礼申し上げておきます。ありがとうございました。
当時きちんとした小説賞に送り直さなくてはと考えていたときに声をかけてくれ、小説賞に送るからと一度は断ったにもかかわらず、熱心に誘い続けてくれた編集さんでした。そんな経緯があって、羽月莉音の帝国シリーズを小学館でスタートすることになりました。当初はラノベ的な修正が多々入りましたが、早い段階から自由に描かせてもらえるようになりました。言っても無駄だと諦められたのか、今ではすっかり気ままに書いてます。
売れている作家に熱心になる編集さんは掃いて捨てるほどいますが、デビュー直後まったく売れないときに作品や書き手の分野だけで熱心に誘ってくれる編集さんは極めて稀です。まず、いないと言っていい。そういう意味で貴重なことでした。


さて、もうすぐ至道流星のペンネームで始めて2年になります。
目下のところ忙しいですが、突発的な出来事がなければ、執筆の時間も取れています。東日本大震災の直後は仕事に追われ、まったく執筆しない日が1ヶ月以上も続きましたが、今は仕事に充てる時間の半分くらいは執筆ではないでしょうか。
あと、本業での拘束が少なく、ストレスが溜まらないことも大きいですね。執筆はストレスを抱えていると、なかなかできません。
ぼくの今のビジネススタイルは、基本、株主になるだけなので、精神面の疲労からは解放されていると言えるでしょう。特定の仕事にかなり携わったとしても、自分で経営はしない。複数の会社の株主になっていますが、代表や役員に就任することはまずなくなりました。だいたい何のメリットがあるの? 強いてメリットを挙げれば、役員報酬を受け取れるくらい?
自分で代表を務めているのは、役員がぼく一人の資産の管理会社だけ。ついでに、そこで小さな事業をやってますが、それは単に、事業が成長しないので分離独立できないだけです。
最近は、うちの会社に残ってる事業――広告代理店と名乗ってますが、事業や売上を説明すると零細だと思われて、相手によって対応が綺麗に分かれる。自称・立派な経営者と会って挨拶したりすると、こっちの会社だけで興味をなくす人もいる。それが良いと思うのは、向こうがぼくのことを「こいつとビジネス上、接点を持ってもメリットはないな」と勝手に判断してくれて、勝手に離れていってくれることですね。一方で、人をきちんと見ようとする相手だけは残る。極端にビジネスライクな汚い連中とは、もう付き合いたくないんですよ。
40歳までにはその辺を整理して、ぜんぶ引退してしまいたい。もし財政破綻が先になるなら、そのタイミングで引退もいいですね。大国の破綻は一筋縄ではいかないので、どっちが先かは微妙です。
でもまだ34歳でもあるので、もう一回くらいは勝負をしてもいいかなという気持ちもちょっとあります。一応、経営者としてはかなり若い方なんですよ、これでも。完全引退には早すぎる。
まぁいずれ社会から引退した後でも、小説家はぼくにとって、社会と繋がる接点になってくれるだろうと考えています。

刊行予定

小学館から告知があったようなので、ご報告します。
「羽月莉音の帝国 8巻」の発売日は2011年8月18日です。
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★8月18日発売
羽月莉音の帝国 8巻
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忙しいときには忙しいことが重なるもので、さまざまなことに忙殺されてます。
事務所を移転しました。あと自宅も引っ越し予定です。引っ越しほど面倒なことって、なかなかありませんよね?
新住所等について、仕事の関係者には一斉同報で流したのですが、出版関係者は多くないので個別にご連絡しました。旧住所に宅急便など送らないよう、お願い申し上げます。

それと、財政破綻対策も今年中には目処をつけなくてはと思い、あれこれ走り回ってました。
もう日本は詰んでます。EUや新興国の方が飛ぶのが早いかもしれないので、さらなる円高がないとは限らないけれど、いくら無理に3年4年と延命させようが時間の問題。以前は、増税などで延命しつつ2020年頃ではないかと予測していたが、東日本大震災の影響で時期がかなり前倒しになった。
くれぐれも、「日本は内債だから破綻しない」とか「政府は永遠に続くから借金はいくらしてもいい」なんて人気取りの空論を信じちゃいけない。国家が国民から富を不当に収奪したらそれは破綻に違いないし、ひとつの政府が永遠に続くなんて心が受け入れない。
実際のところ、無茶苦茶な世代間格差や社会保障の是正を民主的な政治に期待することはできないから、この歪みを解決するためには破綻させるしか術がない。日本にとって破綻は黒船なんだ。
さらに厳しい時代になるけれど、日本には目下のところ一定の底力があるので、度外れの円安や過激なインフレの心配はあまりない。ただし、より極端に勝ち負けの差がつく社会になるでしょう。

刊行案内4/19

そろそろ「羽月莉音の帝国 7巻」の発売ですので告知します。4月19日の発売です。

★4月19日発売
羽月莉音の帝国 7巻

謝辞。担当さん、二ノ膳さん、デザイナーさん、校正さん、素早い対応いつもありがとうございます。




震災の影響はいろいろと大きかったです。
広告を扱っていますが、第一に、半月ほどにわたり民放各局やラジオ局の広告枠がなくなりました。第二に、震災後も広告を出稿しようというクライアントさんが目に見えて減少しました。これらは仕方ないですね。
事業をしている各方面の友人知人には、大打撃を喰らった人もいます。潮が引いたようにお金がまわらなくなりました。報道されている以上に、実体経済には大きな影響が出ているはず。出版業界はまだダメージが少ない方ではないでしょうか。
引き続き、復興支援・協力を惜しまずしていきたいと考えております。